ARCCの基本情報
名称 | Ares Capital Corporation(エイリス・キャピタル) |
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株価 | $16.16(2020/11/20) |
配当金 | $0.4(四半期毎) |
配当利回り | 9.90% |
配当権利落ち日 | 3月,6月,9月,12月 |
配当月 | 3月,6月,9月,12月 |
ARCC(エイリス・キャピタル)はBDC(事業開発会社)、金融面と経営面で企業のサポートをする会社です。銀行とほとんど同じですが、違う点としてはリスクが比較的高い企業に投資している点です。リスクが高いので貸している金利も高く設定しており、配当金が高くなるといった仕組みです。
BDC企業は収益の90%を配当金として支払うことで法人税を免除されるといった側面もあるため配当金は必然と高くなります。リートなどと同じ仕組みです。
ARCCの株価・配当利回り・配当実績は?
2004年から上場しており、リーマンショックもコロナショックも乗り越えています。
リスクの高い事業を行なっているため、金融ショック時には株価は大きく下がるのが特徴です。リーマンショック時には3ドル台にまで下げ、利回りは驚異の50%超えに達しました。この時に100万円でも投資していたら税引後でも年間35万円はもらえました。
直近の配当実績は下記になります。
配当日 | 配当金 |
2020/12 | $0.40 |
2020/9 | $0.40 |
2020/6 | $0.40 |
2020/3 | $0.40 |
2019/12 | $0.42 |
リーマンショック後には$0.35ドルまで減配していましたが、それでも驚異の配当利回りを実現しています。
ARCCのポートフォリオ

80%以上がシニアローンですで構成されています。(シニアローンは担保有りの従来の貸付方法のこと。比較的安全)
担保があるので貸付企業が倒産しても資金は回収できるというわけです。リーマンショック時にも貸し付けた企業が複数倒産しましたが、それでもきちんと利益を出していました。安全性は高いと言えます。

投資先の業界としてはヘルスケア、IT、金融、消費財、エネルギー、小売と分散されています。
ヘルスケアとITは米国で上昇傾向の業界なのできちんとトレンドをキャッチアップできていると言えます。
ARCCはいつ買うべき?
配当金が四半期0.4ドル(年間1.6ドル)の場合、株価16ドルで配当利回り10%(税引後で7%)です。最低でもこの16ドル以下で買いたいところ。
株価の推移を見てみると1年に1度くらいは16ドルを割ります。もっと言えば15ドルもちょいちょい割ってきますね。
コロナショックでは7ドル台にまで株価を下げました。(配当利回り約20%!)
今は大統領選挙も終わり、コロナワクチンもできそうと株価が上がっているので急いで買う必要はないです。
金融ショックを待ち、株価下がったところで段階的に資金を投入するのが良さそうです。
ARCCで配当金生活しようぜ?
バフェットも推奨するS&P500の平均リターンが年間7%前後(税引前)です。一方でARCCの配当利回りは7%前後(税引後)です。
税引後7%は誘惑がすごいですね。
再配当投資で手数料分損するとしても、年間7%ずつ資産が増えるとすると100万の投資で10年後には200万になります。20年後には400万です。30年後には800万…魅力的な数字じゃないですか?
250万投資すれば30年後には2000万なので老後の不足金すらも解決できちゃいます!(流石に希望的観測ですが)
2000万の配当金で7%だと年間140万ほどですね。これだけあれば最低限暮らしていけるんじゃないでしょうか?(ARCCだけで配当金生活とかリスク取り過ぎですが笑)
私は現在ARCCに233株(約3300ドル分)保持おり、年間の配当金は税引後267ドルの予定です。3ヶ月ごとに66ドルの配当金があります。
ここからさらに積み上げていきます!
給料が少ない平民がお金持ちになるにはリスクを取るしかない! ここがリスクの取り所じゃあ!(暴走)
リスクはもちろん高い(貸付先の倒産など)ので資金をぶちこみすぎるのは推奨できませんが、配当金生活を目指すのであれば持っていて損はない銘柄だと思います。
一緒にARCCでセミリタイア…しようぜ?