資産運用

【株はいつ買うべきか】ベータ値を参考にしてみるのも1つの手段

暴落

株はいつ買うべきなのか悩みますよね。私もそうです。「今買ったら高値かもしれないし…」「長期的に見たらいつ買っても大きく変わらないとも言うし…」なんてモヤモヤしてしまいます。

その時々の経済状況で答えは変わってしまいますが、自分の中での購入ルールを持っておくのはいいことです。他人の意見に惑わされずに一貫した態度で市場に向かいましょう。この記事では高配当株に焦点をあてて、株はいつ買うべきなのか徹底検証していきます。

※各表の平均株価、平均配当利回りは年初に購入した場合

ARCC(エイリスキャピタル)の場合

 

ティッカー ARCC
株価 $16.52(2020/11/24)
配当利回り 9.68%
平均株価 $15.62(2005年〜)
平均配当利回り 10.25%
コロナショック最低株価 $7.90
コロナショック最低株価配当利回り 20.25%
ベータ値 1.2

ベータ値とは、市場全体(つまり株価指数)に対する、各個別銘柄の株価の感応度をいいます。つまり、日経平均株価やTOPIXといった株価指数が1%動いたとき、個別銘柄が何%動くかを示したものです。

例えばTOPIXを基準とした場合、ベータ値が1の銘柄は、TOPIXが1%上昇すると1%上昇、TOPIXが1%下落すれば1%下落というように、TOPIXと同じ値動きをすることを表します。

ベータ値が2の銘柄は、TOPIXが1%変動するとその2倍の2%変動することを表し、ベータ値が0.5の銘柄は、TOPIXが1%変動するとその半分の0.5%変動することを表します。

なお、ベータ値がマイナスになる銘柄も時折あります。これは、TOPIXが下落すると逆に上昇するといった、TOPIXと逆相関の関係を有する銘柄です。

ARCC株価データ

ARCCは言わずと知れた高配当株です。収益の90%を配当として出すことで法事税を免除されるため、高配当を実現できています。

平均取得単価を見てみると15.62ドルで配当利回りは10.25%。この価格以上で買うのは割高と言えます。

コロナショック時の最低価格が7.9ドルで配当利回りが20.25%。平均配当利回りと約2倍の差があります。平均株価で買って10年保有した場合と、コロナショック時の最低価格で買って5年保有した場合で得られる配当金額は一緒です。

 

リーマンショックやコロナショックなどの比較的大きめな金融危機は10年に1度と言われています。すでにコロナショックの影響を抜けて株価は上昇傾向にあるので直近でこれだけ低い株価での購入ができると期待はしない方がいいでしょう。

 

ここで考えるべきなのは「次の暴落を待つか、待たないか」です。

 

もしあなたがARCCなどの高配当株を買うとして20年,30年と保持する場合は暴落を待ったほうが確実に総合リターンは高くなります。

でも数年レベルで売買する可能性がある場合、暴落を待つより早く買って早い段階で配当金をもらった方が機会損失がないのでリターンは高いです。(暴落がいつ来るかなんて神のみぞ知るですが)

 

ARCCのベータ値は1.22でインデックス指数に比べて株価の振れ幅が大きいです。こういった銘柄は暴落時に他の銘柄に比べて大きく下落するので配当利回りに旨みが出やすいです。

 

KO(コカコーラの場合)

ティッカー KO
株価 $52.68(2020/11/24)
配当利回り 3.11%
平均株価 $34.96(2005年〜)
平均配当利回り 4.69%(現時点の配当金を参照)
コロナショック最低株価 $36.27
コロナショック最低株価配当利回り 4.52%
ベータ値 0.55
KO株価

比較対象として人気の高配当(?)銘柄のコカコーラをあげます。

配当王として断続的に配当を増やすだけでなく、株価も上げているのでキャピタルゲインも狙えます。

過去15年の平均株価が34.96ドルで配当利回りが4.69%。現在の配当利回りが3.11%なので約1.5倍の差があります。

コロナショック時での最低株価が36.27ドルなので平均株価よりも上ですね。ベータ値も0.55低いのでインデックス指数に対して大きく値崩れしないのが特徴です。

このような銘柄の場合、わざわざ暴落を待たずに定期的に購入(ドルコスト平均法)も検討していいと思います。KOはキャピタルゲインも狙える株なので積極的に買っても損することはないと思います。高配当投資家的にはちょっと配当が低いので買いづらいですが、長期的に見たら現在の株価が将来的に割安で高配当利回りかもしれませんね。

 

まとめ

株をいつ買うか迷っている方は銘柄のベータ値を参考にしてみてください。「ベータ値が低い銘柄は定期購入」「ベータ値が高いものは暴落時に購入」と簡単にイメージを持っておくと判断する時に迷わなくなるかもしれません。