資産運用

株を買う前に見ておきたいFeer & Greed Indexとは?

Fear & Greed

「よし、この株を買うぞ!」と購入ボタンを押す前にちょっと立ち止まってみましょう。株を購入する前に「Fear & Greed Index」(恐怖と強欲指数)は確認しましたか?

市場参加者がどういった心理状況なのか数値で確認してからでも遅くはありません。

この記事ではFear & Greed Indexの活用法について学んでいきましょう。

Fear & Greed Index とは?

Feer & Greed Index とはCNN Money(CNNの金融情報サイト)が開発した指数で投資家の感情を、日、週、月、年で測定したものになります。逆張りの指標として使われることが多いです。

下記のサイトで確認できます。

https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

 

Fear & Greed Index

この数値が高いほど投資家心理は「強欲」の状態で、株式本来の価値より割高な状況を示しています。

逆に数値が低いほど投資家心理は「恐怖」の状態で株式本来の価値より割安な状況を示しています。

 

Fear & Greed Index は7つの指標をもとに0〜100のスコアを出しています。それでは7つの指標を見ていきます。

 

S&P500の株価をもとに市場の勢いを分析

S&P500

S&P500の日足と125日移動平均線を比べてどれだけ長期線から離れているかを見ます。

現在(2020/11/24)だと125日線を9.22%上回っており、過去2年間の典型的な平均をさらに上回っています。この場合市場は「強欲」な状態だと判断できます。

 

株価の幅

S&P500取引量

McClellan Volume Summation Index(マクレラン積算指数)というインジケーターを見て判断します。これはNYSE(ニューヨーク証券取引所)の株取引のボリュームの増加と減少を測定してるものです。

簡単にいうと取引量の観点から強気か弱気か判断する指標です。0を超えたら強気、下回ったら弱気です。現在は結構な強気になっています。

 

安全資産(国債)の需要

株式と国債

株式と国債のリターンの差を分析しています。現在だと国債から株式へ資金が移動しているのが読み取れます。

 

プットおよびコールオプション

プットとコール

プットオプション(期日に規定の価格で売る権利)がコールオプション(期日に規定の価格で買う権利)より下回っていると強欲を示し、上回っていると恐怖を示しています。

画像の状態だとプットオプションがコールオプションを下回っており、かなり強欲な状態を示しています。

 

株価の強さ

株数の差

NYSE(ニューヨーク証券取引所)の過去1年間の高値時株数と安値時株数を計算しています。

現在だと5%ほど上振れており、強欲な状態だと判断できます。

 

ジャンク債の需要

ジャンク債の需要

投資家が安全な投資適格社債と高リスクのジャンク債の利回り格差です。極端に例えるとトヨタの社債と地域の駄菓子屋さんの社債といった感じでしょうか。

2.26%の開きを投資家は受け入れているということなのでまぁまぁ強欲と判断されます。

ただこの数値ですがコロナショック時の2020年3,4月の利回り格差が高いので信頼できない指数ですね。

 

市場のボラティリティ

恐怖指数

最後はVIX指数(恐怖指数)です。恐怖指数とよく呼ばれていますが実際はボラティリティ指数の略です。

このボラティリティ指数には2つ種類があって、1つは過去のボラティリティ。もう1つが将来のボラティリティ予測。VIX指数は将来のボラティリティ(30日間)を示しています。なのでVIX指数が高い時は近い内に乱高下することを示しています。

現在の値だと中立といった判断になります。

 

まとめ

Fear & Greed

現在のFear & Greed Index は91です。過去の数値から判断すると今は売り時と言えそうです。

株は長期保有目的なのであればせめて買いは控えた方がいいと判断できます。

 

もちろん、この数値が絶対に正しい訳ではありませんが、1つ判断基準として見るクセをつけてもいいのではないでしょうか。